Google Mapsで確かめる『神社の系譜』徳川家康編

検証

宮元健次の『神社の系譜』と『日光東照宮 隠された真実』で指摘されている東西南北線というのを、Google Mapsで確かめてみました。

はい、結果は下記で分かる通り!
簡略化された図では「一直線上に並ぶ」とか言われてもにわかには信じがたかったのですが、一目瞭然ですね。

家康はどうも死後神様となって祀られたい、子孫を守りたいと思っていたのでこういう手の込んだことをしたのだろう、というのが宮元氏の主張。

三輪山
平城京に都が在った頃の天皇家の神様を祀った山。西へ分祀されたのが伊勢神宮、北へ分祀されたのが日吉大社。
日吉大社
三輪山の神様を分祀している。権現信仰発祥の地でもある。
権現というのは、仏教の仏様が神道の神様の形をして表れたもの、という考え。神仏習合信仰。
大樹寺と鳳来山(東照宮)
家康の母上が家康の生誕を祈願したのが鳳来山の鳳来寺。1651年には東照宮も建てられている。
家康が生まれたのが大樹寺(お寺の名前でもあり、地名でもある)。お寺は三河の徳川家の菩提寺だそうな。
久能山東照宮
家康は死後いったんここに祀られ、ここで神として再生したとされる。ここにも日枝(日吉)神社がある。
江戸城
江戸の、当時の日本のおへそ。
日光東照宮
久能山東照宮から富士山に向かって延ばした線と、江戸城から北に延ばした線の交点にあたる。

本の情報

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Google Maps

使い方については下記のサイトを参考にしました。ありがとうございます。