| 著者: | 福田 和也 | 
| 読み: | ふくだ かずや | 
| 題名: | 『悪の読書術』 | 
| 出版: | 講談社新書 | 
| 発行: | 2003 | 
| 読了: | 2003/10/31 | 
| 評価: | B: ★★★★ | 
| 感想: | 
           本の内容に基づいた読書案内ではない。ある本やある作家が好きだと公表することが持つ社会的な意味に基づいた読書案内である。 「そんなの個人の勝手でしょ、趣味の問題でしょ」という当然予想される反論に対しては手厳しい。読書はその結果としてあなたを変えうる。少なくとも影響を与える。無自覚無意識に行うべきではなかろう。また、他人からこうみられたい(みられたくない)と思うのであればそれにふさわしい本や作家を選ぶ必要がある、という。  |