| 著者: | 加納 朋子 |
| 読み: | かのう ともこ |
| 題名: | 『ななつのこ』 |
| 出版: | 創元推理文庫 |
| 発行: | 1999(1992) |
| 受賞: | 第三回鮎川哲也賞受賞作 |
| 読了: | 2002/12/24 |
| 評価: | B+: ★★★★ |
| 感想: |
引越ししていて「あるはずの本がない」ことに気がつき、記憶を辿ってみると貸してそのままになっている。文庫だし、買って配ってもいい本なので新たに買い直して再読。 初めて読んだときの柔らかく暖かな衝撃を思い出した。 いったい、いつから疑問に思うことをやめてしまったのでしょうか? いつから、与えられたものに納得し、状況に納得し、色々なことすべてに納得してしまうようになったのでしょうか? 『沙羅は和子の名を呼ぶ』で思った「あれれ、この作者はどこへ行ってしまうんだろう?」という不安を感じさせない作品。 |