料理人コンラッドがその徹底したプロフェッショナリズムで没落貴族をとりこにし、下克上を果たす。
それなりに面白いけど途中で展開が読めてしまって興ざめ。人間の悲しさといとしさを描いている点ではなかなかの作品なのだけれど。
2003-01追記。2003年の正月に帰省したら、実家の本棚にこの本があった。こんなマイナーな本を親も? 日本での出版は1972年だから不思議ではないものの、かなりの古さ。妙におかしかった。本屋によっては棚積みされているけど、そんなに面白いのかなぁ。独特のブラックユーモアは、未だに新鮮ではあるけれど。