| 著者: | 小川 洋子 |
| 読み: | おがわ ようこ |
| 題名: | 『凍りついた香り』 |
| 出版: | 幻冬舎文庫 |
| 発行: | 2001(1996) |
| 読了: | 2001/08/19 |
| 評価: | A-: ★★★★★ |
| 感想: |
突然自殺してしまった主人公の恋人。彼の過去を追いかけていくうちに彼の意外な事実や側面に触れる。物語は彼の実家とプラハを行き来して、、、 目の前で起きていないことを言葉の力で目の前に見せるのが作家だ。小川はさらにもう一つ。この作品は文字でにおいと手触りをありありと感じさせてくれる。音も登場するのだが残念ながら聞こえなかった(受け取る側の問題だと思うが)。 |