時と舞台をかえて繰り返し描かれる姉弟の恋(タイトルの所以)。官能的。二人は、サドマゾ、明暗、器用不器用など対照的。許されぬ恋への燃え上がり方すらも。章が変わると、人物は異なるのに人格は同じという展開で違和感が付きまとう。脳味噌をいじくられているような変な気分になる(作者の思うツボ?)。