| 著者: | 重松 清 |
| 読み: | しげまつ きよし |
| 題名: | 『定年ゴジラ』 |
| 出版: | 講談社文庫 |
| 発行: | 2001(1998) |
| 読了: | 2001/02/E |
| 評価: | B+: ★★★★ |
| 感想: |
定年を迎えてやることなくなったお父さんたちが、我が家のあるニュータウンの老朽化、非活性化対策に取り組む悲喜交々の日々。それぞれの思惑が交錯しつつも会社と家族と近所の関係をみつめ直し、「いまさらながら」「後れ馳せながら」の関係修復に取り組む姿を温かく描く。いまからでもとりかえせるのか、、、人間の悲しさと楽しさが浮かびあがる。 一点だけ大きな大きな欠点がある。お父さんや娘たちには名前があるのに、奥さんは最後まで「奥さん」のまま。 |